身体から発信される痛みのシグナル

身体から発される痛みは、如何なる原因によるものかご存知ですか?
痛みは、体内に問題もしくは病因があるという一種の警告シグナルです。急性の痛みであれば鎮痛剤の服用や休息を取れば、数日で回復するかもしれません。しかし、慢性的な長期の痛みは、的確な治療を受けなければ、一生涯付き合わざるを得ない問題になるかもしれません。痛みは必ずしも簡単な症状とは限りません。そして、身体から発せられる警告シグナルを見落とすと、命の危険に晒されることもあります。痛みを感じたら、すぐに病院で診察を受けるべきです。

身体から発信される痛みのシグナル

この様な痛みがありますか?

  • 頭痛
    頸部より上部に発生する痛みを頭痛と言います。実に、推計10万人以上が毎日の頭痛に悩まされており、6万人にのぼる人々が月一回以上の頭痛が起こると言われています。
    症状:頭部に突然「棒で殴られた様な」激痛が走る;頭部の深い部位で痛みや不快感若しくは頭が重いという自覚症状。
    警告シグナル:脳溢血、脳梗塞、脳腫瘍などを含む脳炎
    脳梗塞の原因は様々です。高血圧、脂質異常症、心臓病、動脈硬化、糖尿病、肥満症などの症状には特に注意が必要です。

  • 背部の激痛
    症状:腰に痛みが出たが、温めても,休息しても、鎮痛剤の服用でも効果が出ない場合。
    警告シグナル:
    1、外外部からの物理的起因する痛みではない突然の激痛は、動脈瘤の拡張若しくは破裂が考えられます。 最も重症な腹部大動脈瘤は、50歳以上で、高血圧高脂血症、糖尿病、長期喫煙者などに該当する場合発症リスクが高いと言われています。
    2、背部に時々、痛みを感じる場合、痛みが姿勢をかえたりしても軽減しない場合、尿路結石の可能性があります。人体の背部は多くの臓器や神経が密集しています。背部に突発的な激痛や慢性的な痛みが続く場合、気をつけるべきでしょう。背部の色々な場所に筋肉のコリや痛みを感じた場合、速やかに病院での診察を受けた方が良いでしょう。

  • 一時的な胸痛
    症状:胸を押しつぶされるような圧迫感、息ができない状態が数秒から数分間持続し、時として息切れ、吐き気や冷や汗を伴う。
    警告シグナル:
    1、狭心症或いは心筋梗塞
    2、胸の痛みは比較的短時間に止まり、短時間の休息で回復する。
    狭心症の初期は無症状であることがほとんどです。約70%ほど血管が詰まると、ちょっとした動作の後に息苦しさを感じる様になります。もし、平坦な道を歩いていても息が苦しくなる様であれば、血管の90%以上がすでに詰まってしまっている可能性があります。この様な不快な症状が出て長期間が経過しているのであれば(息苦しい症状は短時間に止まるので、見過ごされることが多いですが)、できるだけ早く医師の診察を受けた方が良いでしょう。

  • 足部の腫脹と痛み
    症状:ふくらはぎに腫脹が起こり、圧迫による痛みや患部に熱を持っている。不快感は火で焼かれている様な辛さです。
    警告シグナル:
    深部静脈内の血栓、ふくらはぎの静脈の詰まりが痛みと腫れを引き起こします。一般的な対処はマッサージと患部を摩ることです。万が一血栓が移動して肺に至ってしまうと、肺動脈に詰まり致命的な症状になりかねません。突然下肢部の腫れ若しくは徐々進行する下肢の腫れを感じたら、注意が必要です。

  • 腹部の激痛
    症状:一般的に言われる腸を絞られる様な痛み、胃を刺す様な痛み、お腹を撃たれたような痛み。
    警告シグナル:
    1、消化管穿孔、虫垂炎、膵炎、胆嚢炎
    2、もし、右下腹部に痛みを感じる場合、虫垂炎の可能性があります。上腹部に痛みを感じる場合、消化管穿孔、胆嚢炎の可能性が、右胸骨下方に痛みを感じる場合は、膵炎の可能性があります
    胃腸の問題だけが腹痛を引き起こす訳ではありません。各部位の臓器全てが腹痛を引き起こす可能性があります。女性であれば、子宮や卵巣などの疾病が腹痛を引き起こすこともあります。場合によっては、心臓病の症状が腹痛を引き起こす事もあります。急性の強い痛みであるか、我慢できる程度の痛みなのか、痛みをよく観察する必要があります。突然の激痛か強い痛みが続くのはもちろん、痛みを感じたら速やかに医師の診察を受けるべきでしょう。
  • 夜間痛
    症状:初期は骨と関節の痛み或いは腫れ、進行すると夜間に痛み始めどんどん激化します。弱い痛みが続く、若しくは圧迫すると痛みを感じる程度のこともあります。
    警告シグナル:骨肉腫、骨腫瘍、成長痛
    常に骨に痛みを感じます。特に夜間に痛みが強くなり、運動機能にマヒが認められる、局部的に腫瘍が認めらる、病的骨折などが起こるなどの、症状が発生したら、見過ごさず、速やかに医師の診察を受けましょう。

日騰科技からのアドバイス とにかく長期に痛みが続く場合、軽く受け流さず、早期発見早期治療することで、痛みと「サヨナラ」することができますよ!